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仲介売却の仕組みを理解し、高く売る方法を知ろう

仲介売却とは？

不動産を売却する方法には、大きく分けて「仲介売却」と「不動産買取」の2種類があります。仲介売却は、売主の代わりに不動産会社が不動産売却を進めていく方法です。媒介契約を締結後、業者が物件の広告活動を行って購入希望者を探し、買主との条件交渉や契約手続きを行います。

広く購入希望者を探すため、市場価格での売却が期待できます。また、売却までの一連の流れを不動産会社に依頼するため、理想の売却を実現するためには不動産会社選びを慎重に行う必要があるでしょう。

仲介売却と買取の違いは？

仲介売却と不動産買取の違いは、売却期間と売却価格の点にあります。不動産買取は、不動産会社が買主となるため、短期間で売却できますが、一般的に市場価格より低い売却価格となります。一方で、仲介売却は、広く売却活動を行うため売却までの時間がかかりますが、市場価格で売却できる可能性が高くなります。これらの売却方法の違いを理解し、自分にとって最適な売却方法を検討しましょう。

こんな方には仲介売却がおすすめ

仲介売却は、相場に近い価格での売却が可能なため、「できる限り高く売りたい」という方におすすめの方法と言えるでしょう。買主が現れるまで待つ必要があるため、スケジュールに余裕がある場合もおすすめです。

仲介手数料とは

仲介手数料とは、仲介売却の成功時に報酬として不動産会社に支払う手数料のことを指します。仲介売却が成立しなかった場合は支払う必要はありません。仲介手数料の金額は宅地建物取引業法によって以下の通りに上限が決められています。

不動産の成約価格（税抜） 仲介手数料
200万円以下 （成約価格（税抜）×5%+6万円）×税額
200万円超400万円以下 （成約価格（税抜）×4%+2万円）×税額
400万円超 （成約価格（税抜）×3%）×税額

低廉な空き家等の媒介に関する特例

売却価格が800万円以下の空き家や空き地については、「低廉な空き家等の媒介に関する特例」が適用される場合があります。この特例では、仲介手数料の上限が売主・買主それぞれ33万円（税込）までと定められています。
この特例の適用には、以下の条件を満たす必要があります。

  • 売却価格が800万円以下であること
  • 依頼者（売主）と不動産会社が合意していること

特例が適用されるかどうかは、不動産会社に確認しましょう。

広域情報ネットワーク「REINS」について

REINS（レインズ）とは、「Real Estate Information Network System」の略で、指定流通機構とも言います。不動産の仲介会社が物件情報を登録・確認するシステムで、一般の方は、自身の売却物件に限り閲覧可能です。

媒介契約の締結後、売却物件の情報がREINSに登録されるため、より多くの不動産会社に物件を見つけてもらうことができます。これにより、該当エリアで物件を探している買主の目に留まり、売買の交渉ができるのです。

REINSに登録されるためには、「専任媒介契約」または「専属専任媒介契約」を選びましょう。不動産会社は、専任媒介契約の場合には7日以内、専属専任媒介契約の場合は5日以内にREINSへ物件情報を登録する義務があります。